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初夏だけの味わい!山形の「さくらんぼ」

山形に初夏を告げるブランドフルーツ、さくらんぼ。
今年も、いよいよシーズン到来です!

「果物の宝石」とも呼ばれる鮮やかなルビー色と
ジューシーな甘み、1本の軸にペアの実が成るその姿は
愛らしいビジュアルでも女性や子供に大人気です。

ところで、さくらんぼがどうして
こんな姿をしているかご存じでしょうか。

それは1つの花芽から2つの花が咲くため。
同じ花芽から咲いた花のさくらんぼは、
軸でくっついた状態になるのです。

一つの花芽の中に入っている花の数は、
さくらんぼの品種によっても異なります。
人気品種の「佐藤錦」は1〜3個、
甘みが強い「紅秀峰」は3〜5個の花が咲きます。

花の数は、前年の収穫が終わった7月頃に決まります。
この時期に花芽に沢山の養分を与えると
花の数が多くなるため、さくらんぼ農家は
この時期に合わせて肥料をまきます。

 

まさに収穫したそばから、すでに来年の
さくらんぼ作りがスタートする、というわけです。
とはいえ、咲いた花のうち、
実際に実になるのは全体のわずか2割程度。
一本の樹に花芽が多くなり過ぎても、
実が小さくなり、味も落ちてしまうのだとか。

さくらんぼ農家では樹それぞれの個体差や
その年の気候によっても異なる花芽の数を見て、
食味に適した最良の数を調整していくのだそうです。

例年、梅雨の時季に完熟するさくらんぼは
雨にあたると身が割れてしまうため、
収穫シーズンはその管理もタイヘン。

「さくらんぼ」の一大生産地である東根は、
当館から車で1時間程度!
東根は「さくらんぼ」の高級品種「佐藤錦」の発祥の地です。

山形は7割近くを占める、さくらんぼ王国。
一年に一度のシーズンだからこそ、
生産者の顔が見える産地で、
愛情いっぱいに育てられた今年の味わいを
ぜひ、お楽しみください。

お車での観光には、
さくらんぼ東根駅でのレンタカーが便利です!

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