本館古勢起屋

銀山温泉のご紹介

名水の地で楽しむ、六田麩街道の焼き麩づくり

今年の桜は全国的に記録的な早さとなっているようです。

銀山温泉から車で15分程の場所にある徳良湖の桜の見頃は
例年、4月下旬から5月上旬にかけてですが、
今年は少し早めの開花が予想されています。

周辺約3キロに渡ってソメイヨシノやシダレザクラなど、
200本程の桜が立ち並ぶ湖畔は開花期にはライトアップされ、
灯籠の灯りの中での幻想的な散策が楽しめます。

このところの暖かさで銀山温泉の雪融けも進み、
白銀の滝もこの時季ならではの迫力。
今回はそんな水の季節にぴったりのちょっと珍しい体験観光のご案内です。

当館から東根方面へ車で約40分。
かつて宿場町として栄えた六田地区は江戸時代から、
麩づくりが盛んに行われてきました。

豊富な水と小麦粉が欠かせない麩づくり。
もともと東根市一帯は奥羽山脈を源とする白水川、
野川、乱川という3本の川がつくり出した扇状地で
この地形による伏流水、通称“六田水”が湧出。
また古くから紅花や葉煙草の主産地であった六田は
これらの連作障害を防ぐために、小麦が植え付けされてきました。

現在、六田には4軒程の麩屋が存在し
江戸時代の文久年間(1861~1864)から創業する
老舗麩屋「文四郎麸」では、焼き麩づくり体験が楽しめます(要予約)。

六田麩は、伝統製法にのっとった
昔ながらの長い木の棒に巻き付けて焼き上げる独特の形状。
グルテンの含有量が通常の麩の約3倍もあり、
肉厚でもっちりと食べ応えある弾力が特長です。

麩づくりの所要時間は1時間程度。
体験で焼いた“お麩“は、お土産としてのお持ち帰りはもちろん、
地元産のフルーツジャムで、その場で焼きたても楽しめます!
全国的にも珍しいこの焼き麩づくりは、参加者にも好評の体験企画です。

手軽で煮くずれしにくい“お麩“は、地元では味噌汁や煮物、
鍋物などで一年中食べられ、学校給食でも親しまれている郷土食。

たんぱく質やミネラルが豊富なことでも知られる“お麩“は、
お肉の代わりや、お料理のボリュームアップにも自在に活用できる
女性にもうれしいヘルシーフード。
お店では麩を活用した肉不使用の“唐揚げ”や“ふ餃子”、
かりんとうやドーナツなどのお菓子も購入でき、その可能性に驚きます。

規制も緩和されたこの春。
温故知新の貴重な食体験を家族やグループでぜひ、賑やかに楽しんでみませんか。


※小麦(グルテン)を使用しますので、アレルギーの方はご遠慮ください
※小学生以上対象
※4名様以上でお申込みください


画像参照:
文四郎麩 (URL:http://www.bunshiro-fu.com)
たび東北(https://www.tohokukanko.jp/index.html)
やまがたへの旅(https://yamagatakanko.com/)

 

▽お問合せ先/(有)文四郎麩
URL:http://www.bunshiro-fu.com

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