
3年ぶりの開催です!おばなざわ花笠まつり
行動制限が解除となった今年の夏。
8月5~7日の3日間、「ヤッショ、マカショ」の
掛け声と勇壮な花笠太鼓を伴奏に、
東北四大まつりのひとつとされる
「山形花笠まつり」が3年ぶりに開催され
祭りを待ち焦がれた多くの人々で賑わいました。
毎年8月27・28日には、ここ尾花沢でも
「本場おばなざわ花笠まつり」が開催され、
今年は3年ぶりとなる祭り開催に地元も湧いています。
灌漑用水用の溜め池、徳良湖を作る際にうたわれた歌に、
被っていたスゲ笠を使い即興で振り付け踊ったのが
その始まりと言われています。



画像参照:やまがたへの旅(https://yamagatakanko.com/attractions/detail_6637.html)
画像参照:日本遺産「山寺と紅花」(https://yamadera-benibana.jp/wp/)
画像参照:尾花沢市観光物産協会(https://yamagatakanko.com/attractions/detail_6637.html)
同じ音楽にのりながらも花笠踊りには、
昔ながらの華麗なもの(通称:女踊り)から
平成になってつくられた勇壮なもの(通称:男踊り)、
また参加者が独自に趣向を凝らした創作踊りなど
多種多様なものが存在しています。
そんな中でも尾花沢の花笠踊りは
徳良湖築堤当時の作業の仕草が取り入れられ、
ダイナミックに笠を振りまわすしぐさが特長です。
ちなみに菅笠に飾られた花のモチーフは「紅花」。
山形の最上川流域は紅花の一大産地として隆盛を極め、
当時、「紅一匁(もんめ)金一匁」と言われるほど
高価だったことから、富の象徴でもありました。
花笠踊りは現在も祝いの席等で披露され、
尾花沢には地域によって、5流派の踊りが継承されています。
8月28日に行われる、おばなざわ花笠踊り大パレードには、
毎年3000人ほどの踊り手が参加し、街中が花笠一色に染まります。
神輿や囃子屋台などの伝統行列が街を練り歩く27日には
花笠踊りの達人が会場で踊りを教えてくれる
「チャレンジ!花笠!」という体験イベントも開催予定です。
開催時期的にも、夏最後の風物詩と言われる「おばなざわ花笠まつり」。
この夏の思い出にぜひ、現地で体験してみてはいかがでしょうか。
~おばなざわ花笠まつり~
8月27日(土):諏訪神社例大祭
8月28日(日):花笠踊り大パレード
【メイン会場】
県道120号 中央駐車場周辺
【お問い合わせ】
尾花沢市四大まつり実行委員会〈(一社)尾花沢市観光物産協会〉
TEL:0237-23-4567